・5年生バークラス
・9人兄弟の末っ子
・9人兄弟の末っ子
―――――――彼女の名前は「a-ya」
・同じく5年生バークラス
・7人兄弟の3女
fa-tima と a-ya は
友達だそうで。
普段何気なく見てる分には、仲が良さそう。 けど、
「…実はそんなことないねん」と
新学期が始まって、両本人から個別で聞いていた。
「なんか前より、お互いが分からなくなった。ムカつくねん」て―――
いろんなコト、根にもたない印象のアラビー。
しかもこんな小さい子が、
どえらい深刻な顔してゆうてきた。
理由はいろいろあるけれど、
各々が、互いに対する不満と
何らかスッキリしない感情を抱いているらしい。
生徒指導兼カウンセラー(モルシダ)のアスマーからも、
ちょろっとそんな話を聞く。
そーゆー目線も含めて、子どもら見てんのは、
この学校で、アスマーくらいなので、
分からんかった単語と一緒に聞いてもらった。
子ども社会にもいろいろあるよ。
人間関係なんて大人でも上手にやりくりでけへんのに。
、
自己表現欲と、客観性のやり取りの、狭間なだけに、
もっと大変なんかなぁ。
あたしは学校の顔しか知らんので、よぉ分からんし、
その辺りの話に分からんまま、でしゃばって首突っ込む気はないけど。
子どもの頃から一緒に育った2人が、
どんな感じで暮らしてんのかなと思ったことと、
fa-timeん家の今日の昼ご飯が、
マックルーバということを知っていたので、
腹をすかせて遊びに行った。
右手にfa-time, 左手にa-ya
2人は一切話さず…。
気まず…。
【 fa-time ん家 】
fa-timeのお姉ちゃん
えらいクールな女やった
兄ちゃんと従妹
兄ちゃんは子守上手やったなぁ。
fa-tima のお母さん
お母さんは、どんな話も丁寧に話してくださって、
ゆったりとした物腰で。
子どもは,いつも授業外ではyumiって呼び捨てで呼んでくるのに、
「yumi先生」ゆうて敬称つけて呼んでくれたから恥ずかしかった。
優しい穏やかな雰囲気が印象的。
―――――そういやfa-timeも生意気やけど、
いつも「先生」つけて呼んでくれてたなぁ。
a-yaも途中から覗きにきた。
あとで行こ思ってたし丁度ええわと、みんなで遊んだ。
トランプしたり
(ガムザとホクムアッシャァイブて遊び教えてもらった)
放浪癖のあるヤーヘドを捕まえる競争したり。
ゴロゴロしたり…
勝手に寝させてもーたり…
一歩ガッコを出れば、
先生でも生徒でもなく、
ホンマにただの人間同士なので、楽。
人ん家で、好き勝手遊んで、居心地良く
過ごさしてもらったのは、どうかと思うけど。
――――子どもと遊ぶんは体力いるし、かなり疲れる。
けど。なんやかんや
おもしろいし、いろいろ発見がある。
子どもは子どもで、学校の顔とは全然ちゃうし。
親に見せる顔も違う。
けど、やっぱりfa-time と a-yaが
なんとなくギクシャクしてるの肌で感じた。
――――なんかやだな。
と思いつつ
けど、まぁ
そのままの流れで、fa-timeも一緒に
【 a-ya ん家 】 へ
家族全員 a-ya と同じ顔やった。
そっくりやん。
おかーさん
次、子どもできても、またこの顔出てくるでー。
ゆうたら、
「3人目生んだ時点で、薄々気づいたけど、
もしかしたら!と思って7人産んだねん。
けど、やっぱ同じやったわ!」
ゆうて笑ろてはった。
「ほやし、もう子どもは十分やわ!」て。
―――ええ笑顔全開のお母さん
何ゆうても笑ってくれるあったかい家族やった。
それぞれ、いろんな育てられ方してて
おもしろいなぁと思った。
育った環境は、
大人になった今でも、少なからず、
今の自分に影響してることを
自分自身がモノスゴク感じることが多いので、
この子ら、どんな大人になるんかなーと思って見てた。
おもろい大人になってな。
で、散々子どもと遊んだつもりやったけど、
遊んで遊んでモードは終わりを知らず…。
もうだいぶ疲れてきたので
早く終わらすために、チェスをズルしたり
十分キレイに書けた日本語も
「まだあまいわ」ゆうて、何回もやり直しさせたり。
空気を読んでくれるお母さんは終始笑ろて、日本語教師の代役をかって出てくれたり。
その間に、また昼寝させてもらったり。
適当な大人は適当に過ごした。
起きたら
また近所の子が来たとかで人数増えてて
もう誰がなんかよぉ分からん。
子どもが子どもを呼んで、またその子が友達を呼んで…
ついでになんでか姉ちゃん、兄ちゃんも来て…。
「子ども社会」
誰が主で育てるということもなく、
周りの人間の中で、勝手に育ってるような印象。
ほいで
いつの間にか、2人揃って消えてた
a-ya と fa-time が、戻ってきた。
a-ya と fa-time が、戻ってきた。
「仲直りした!」
って。
手つないで、ニコニコ戻ってきた。
なんか色々話して、ごめんってお互いゆうたとか。
全くもって中身はよぉ分からんけど。笑
「そっか、よかったな」
ゆうて。
yumiko婆さんは疲れたので、帰ることにした。
子ども社会も大人社会も。
人間である限り、いろいろ大変ね。
なんかよぉ分からんけど。
あたしも fa-time も aya も
いろいろぶつかりながら、
すくすく育ってほしいです。
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